輸送戦記第1話はじまり解説

　さて、ネタ出しだけではつまらないので書き始めた輸送戦記の第1話です。

　当初は「運送屋のマターリとした（F世界の）日常とちょっとした事件」を書こうぐらいしか考えていませんでした。それが50話を超える事になるとはこの時は予想すらしていませんでした。

　まず主人公たちがいる運送会社支店ですが、社員とアルバイトを含めて20人ぐらいの所です。これを大きいと見るか小さいと見るかは会社規模等によって異なりますが。

　で、建物自体は1Fが作業場。2Fが事務所。3Fより上が寮になっています。なお、この建物は実在しています。つーか昔勤務していた所なんですけどね。

　この段階では文中にある通り、暇になってしまい、支店は下手すりゃ明日の食事に困るかもしれない状況に陥るかもしれない状況にあります。そこで人身御供を出して人手を減らして、さらに補助金までもらえる「F世界派遣」にとびついたという状況です。と言うか今（2008年11月段階）では派遣がまさしく地獄と化しているので、こんなのんびりはしてられないのですが…

　本来なら大手が落札して派遣しそうなのですが、作品上の都合と中小企業支援の為に中小を優先しているとしました。

■用語解説

●葛西のトラックターミナル

・東京都江戸川区臨海町に実在するトラックターミナル。

・敷地面積184,976㎡

・貨物取扱能力約 11,500t/日

●なかなか続編が出ない作家

・時間犯罪者D.Sこと佐藤大輔御大

●日本が宇宙開発に狂奔する小説

・「遥かなる星」（徳間書店）の事。

・第4次世界大戦から逃げ出すために宇宙開発に狂奔しています。

●中学生の頃からのつきあいがある指輪の小説

・ファンタジーの基本「指輪物語」（ロードオブリングでも可）。作者は中学から愛読しています。

●「足りないのは？」「勇気だけだ」

・名作と名高い「サイボーグ009」より